明けましておめでとうございます。ポツンママです。
小学生の長男が冬休みに入り、最近は一緒に過ごす時間が格段に増えました。
私は子供との時間を増やしたくて会社員から在宅フリーランスに転身したわけですが、子供と24時間一緒の日々が続くとさすがにシンドイ。
仕事も進まないし、休みない家事育児に追われ見事に落とし穴にハマりました。
今日は在宅ワークをする主婦が気を付けたい落とし穴について書こうと思います。
この記事の目次
ママあるある『長期休みの憂鬱』
会社員時代とは比べ物にならないくらい親子の時間が増える在宅ワーク。
私は普段、子供が小学校・保育園に行っている間に仕事をこなし、夕方暗くなる前には子供と過ごしています。
子供と関われる時間は専業主婦のママとほぼ変わりない(と思っています)ので、家にいながら収入を得られる在宅ワークは主婦にとって本当に都合がいい働き方。
しかし、専業ママと変わりない生活をしているからこそ、噂に聞いていた『長期休みの憂鬱』もしっかりと経験することになりました。
いつもなら朝、子供を送り出したら夕方までまとまった時間が取れるので、その間に仕事を済ませることができますが、夏休み・冬休み等の長期休みになると予定を作らない限り子供は家にいます。
私1人だったら午前中はこれをして、午後はあれをして…と自由に使える時間も、子供が家にいるとやはり育児に多く割く形に。
宿題・課題に忙しい小学生
長男はこの冬休みに、学校の宿題やピアノの課題をしっかり出されています。
遊びの時間はそれらを済ませてからと決めると、午前中は課題に掛かりっきり、午後にも少し課題をやってようやく少しゲームやテレビの時間を作れるくらい。
特にピアノは練習曲を含めて計5曲+ハノン数ページと、ひととおり終わらせるのに少なくとも2時間はかかります。
「かっこいい曲を弾きたい」と欲を出し、難易度の高いものを自分で選んでしまったためにこのような事態に。
ストレスで当たる子供とサンドバッグママ
学校の宿題は毎日10~15分ずつやれば終わる量ですが、ピアノの課題は数も多いし難しいので、いっぱいいっぱいになって冬休み中長男はよく荒れていました。
時間差で課題が出されていれば譜読みも1曲ずつできたのですが、5曲中4曲はほぼ同時に出されたため、この冬休みにまとめて譜読みすることに。
ピアニストを目指しているわけでもない小1、そして発達障害傾向のある長男にこの課題量は、はたから見てもキャパオーバーです。練習メニューを工夫しても途中でパニックになる毎日でした。
自分でハードルを上げて難易度の高い曲をいくつも選んでしまったので自業自得ではあるのですが、『悪いのは全部ママ』らしく、
「こんなに難しい曲だなんて思わなかった!」「どうしてこんなに練習しなければいけないの!」
と癇癪を起こし、泣きながら私を叩いたり、大声で叫んだり、その場にうずくまったり。
と言いたいのをぐっとこらえる日々。白髪が増えました。
日中仕事できないなら夜中にやるしかない
譜読みの必要がないときは1人で弾いてもらい、私は少しでも仕事をすすめておこうとパソコンに向かうものの、長男はピアノの前に座ったまま一音も出さずに私を待っていました。
癇癪を起こし、「あっち行って!弾けないのはママのせい!」とまで言いながらも、私が横にいないと弾く気がない様子。私に対する甘え?それともこだわりでしょうか。
そんな長男を、「よく頑張ってるよ」「ここが上手に弾けているから何回も聴きたいな」とほめておだてて何とかなだめていましたが、これは日中に仕事はできないなと悟りました。
年末に新しい仕事を始めたところだったのですが仕方がない。子供が就寝したあと深夜までの時間を仕事にあてることに。
働く時間の自由と引き換えにするもの
それからは、私が仕事をするのは子供が就寝する22時ごろから明け方4時ごろになりました。
働く時間を自由に決められるのが在宅フリーランスのいいところですが、納期が迫っていたり優先順位の高い仕事を抱えていると何が何でも間に合わせなければいけないので、夜間だろうが休日だろうが仕事せざるを得ません。
子供が寝た後に仕事をするメリットは、作業に集中できること。デメリットは睡眠時間を削り、生活リズムを乱すこと。
仕事する時間を自分の裁量で決められるのが裏目に出ました。
寝不足&長男の癇癪対応&24時間ずっと一緒で息詰った私は、冷静でいられなくなると、よくないと理解していながらも怒ってばかり。怒鳴らない育児どこ行った。
睡眠が足りていないと精神的な余裕を奪われてしまいますね。
収入が少ない主婦の存在意義
そんなギスギスした毎日を送りながらなんとか仕事をしても、会社員時代の収入にはまだまだ及びません。
習い事を増やしたいという子供の要望を聞き入れてあげたいけど、もう少し収入を増やさなければ難しい。
家事育児は私7:夫3くらいの割合で分担していますが、今の収入だと経済的な貢献度に見合っているかどうか…。
仕事していても安定した収益につなげられず、稼げていないことを心苦しく感じる一方で、長期休みで普段以上に家事・育児の負担が増えているのに、家族みんながそれを当たり前のように考えている様子にもやもやするようになりました。
「家事育児をしていても評価されない」という主婦のお悩みが今、痛いほどよくわかります。
承認欲求はいくつになっても持っている
特性のある発達っ子の育児はやっぱり手が掛かります。
癇癪持ちと接するのは、いつ爆発するかわからない地雷原の中を歩くようなもの。
ごく当たり前のことを言っただけでも地雷が爆発します。横にいれば怒って当たり散らし、離れれば離れたでまた怒って噛みついてきて、相手をするだけでも毎日へとへと。
それでも、冬休みの宿題はほとんど終わったし、ピアノも譜読みを終え弾き込む段階まできました。
当たり散らされながらも毎日欠かさずそばで子供を見てきて、我ながらよくやったとほめてあげたい。そして、欲を言うなら誰かにほめてほしい。
ママだって人間です。
子供のためにほめる育児を心掛けていても、ママだってたまにはほめられたい。人をほめるためには、ほめられて心を満たすことも必要だと思うんです。
在宅ワーク主婦が落とし穴にハマった結果
ざっくりまとめ。
- 子供の長期休み中はママの時間を育児時間にシフト
- 子供との時間があり過ぎると衝突する
- 日中仕事ができないと夜中に仕事することに
- 夜中の仕事は生活リズムがガタガタに
- 睡眠不足からイライラ⇒子供に優しくできなくてさらに関係悪化
- 軌道に乗っていない在宅ワークは収入の少なさに焦る
- 肩身が狭い中、家事育児をしていても感謝されない
- 『家事育児は女性がやって当たり前』の風潮は主婦を追い込む
私はこの落とし穴にハマった結果、冬休み中に家出する事態になりました。
追い込まれた主婦の家出話はまた別の記事で。