こんにちは、ポツンママです。
いよいよ今年も残すところあと2週間。
来年に行う確定申告に向けて、早めにマイナンバーカードを作ってしまおうと先日オンラインで申請しました。
今日はマイナンバーカードを作るメリットや、オンラインでマイナンバーカードを申請するときのポイントについて紹介してみます。
この記事の目次
公的手続きを電子申請する時代
ひと昔までは公的手続きを行うときは役所や省庁等に出向いて手続きを行わなければなりませんでしたが、今は様々な公的手続きが電子申請・申告できる時代。
インターネット環境があり、指定ブラウザやJavaのインストールができていれば、自宅から簡単に電子申請ができます。
電子申請は誰でも行えるからこそ怖いのが、なりすましによる申請ですよね。
対面での手続きではないからこそ、不正な手続きが行われないよう本人からの申請であることを確認する必要があります。
その電子申請の本人確認に使えるのがマイナンバーカードです。
マイナンバーカードの本人確認は2種類ある
マイナンバーカードでは2種類の本人確認ができます。
どちらも「カードに書かれた本人であることを確認・証明する」ことには変わりありませんが、使い方が異なります。
- カードに格納された情報をカードリーダーで読み取り、電子証明書として使う
- 提示を求められたときにカードの券面を見せて確認を受ける
一般的に本人確認というと、身元のわかるものを提示するという認識が強いかもしれません。
役所から送られてきた通知カードは本人確認に使えない
マイナンバー法が施行されてから、日本に住民票登録がある人に通知カードというものが郵送されてきました。
個人番号 / 氏名 / 住所 / 生年月日 / 性別 / 発行日 / 発行自治体
現在のところマイナンバーを使う局面は限られており、税金・保険関係の事務手続きがほとんどです。
手続き書類には個人番号を記入する欄が設けられていますが、12桁の個人番号が書かれた通知カードがあれば税金や保険の手続き自体はできますのでご安心ください。
しかし、通知カードは「あなたの個人番号は○○○○ですよ」とお知らせするのを目的に作られているので、本人確認書類としての機能は果たしません。
本人確認書類に使えると何がいいの?
本人確認書類は身分証明書とも言い換えられますね。
役所で手続きをするときはもちろん、レンタルショップで会員カードを作るのにも本人確認をされます。
身分証明書の提示・提出を求められるとき、不正利用を防ぐ目的で「顔写真付き身分証明書」に限定される場合も多いです。運転免許証やパスポートを持っている人はそれで事足りますが、それらがなくて困った経験がある人もいるのではないでしょうか。
そんなとき、マイナンバーカードは顔写真付き証明書として役に立ちます。
- 顔
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 性別
- 引越した際の新住所
- 個人番号(裏面に記載) など
様々な場面で提示を求められる身分証明書。
顔写真付き身分証明書を持っていないと、証明書類を2種類以上用意するよう要求されたり、手続き自体を受け付けてくれないこともあります。
マイナンバーカードを持つことで、数種の証明書類を揃えるわずらわしさや手続きの不受理から解放され、スムーズに本人確認を済ませることができます。
マイナンバーカードを作るメリット
本人確認として使う以外にも、マイナンバーカードを作ることで得られるメリットはいくつもありますよ。
- マイナンバーを証明する書類に使える(税金・保険など)
- 住民票・印鑑証明書など各種証明書を取得できる
- 行政手続きの電子申請ができる(確定申告等)
- 銀行等のオンライン取引・口座開設の際の証明書に使える
- 本人確認書類として使用できる
3および4はマイナンバーカードの『電子証明書』としての機能を使います。
「本人からの電子申請であること」を証明するのが電子証明です。
自宅のパソコンから電子申請・申告ができるので、もう確定申告書を提出しに税務署に足を運ぶ必要はなくなりますね。
マイナンバーカードをオンライン申請する前の準備
マイナンバーカードをオンライン申請するときに必要なものは以下の4つ。
- インターネットに接続したパソコン
- メールアドレス
- 個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行申請書
- 顔写真のデータ
IE・Edge・Safari推奨だけどChromeでも申請できた
マイナンバーカードのサイトには、オンライン申請を利用するにあたって、
- パソコンのOSはWindows 7/8.1/10、またはMacOS X 10.10
- ブラウザはIE 11・Edge・Safari 7.0
という環境を推奨していますが、Chromeでも問題なく手続きできました(Windows 8)。
ただ、必ずできるとは限らないので自己責任でお願いします。
推奨環境以外でのご利用や、推奨環境下でもブラウザの設定によっては、ご利用できないもしくは正しく表示されない場合があります。 (マイナンバーカード総合サイトより引用)
個人番号カード交付申請書は原本じゃなくてもOK
個人番号カード交付申請書は、オンライン申請の際『申請書ID』を入力するために必要。
でも、原本がなくても申請書ID番号さえわかれば、マイナンバーカードの申請は可能ですよ。
もし紛失してしまっても、申請書IDは役所で交付申請書を書くと新しいIDを発行してもらえるので大丈夫(無料です)。
カードを作ったら10年使用!顔写真は写真屋さんで撮るのがおすすめ
運転免許証の写真うつりがイマイチでガッカリしたことがある人もいるのではないでしょうか。マイナンバーカードはパスポート同様、一度作ったら10年同じものを使います。
今はスマホやデジカメで簡単に写真が撮れますが、せっかくなら写真屋さんで撮ってもらうのがおすすめ。
写真屋さんで撮ると、マイナンバーカードに最適なサイズにトリミングしてくれますし、+数百円を払えば少しの肌荒れはなかったことにしてくれます。
データCD+プリントした写真数枚で2000円前後が相場。私はカメラのキタムラを利用しました。
準備が整ったらオンライン申請
マイナンバーカードを申請するための準備が整ったら、オンライン申請用のサイトへアクセスしましょう。
リンクを開くと『パソコンによる申請方法』と書かれており、簡単な流れが説明されています。
オンライン申請を始めるには、「メールアドレス登録」枠内のオンライン申請用サイトはこちらをクリック。
以降の手順は次のとおりです。
- 利用規約の確認
- メールアドレス登録
- メールアドレス登録完了
- 顔写真登録
- 申請情報登録
- 申請情報登録完了
利用規約の確認は、2つのチェックボックスにチェックを入れて確認ボタンを押すだけ。
次のメールアドレス登録では、アドレス以外の諸情報も登録します。
- 申請書ID
- 氏名
- メールアドレス
メールアドレスの登録が完了したら、メールの受信BOXに【個人番号カード】申請情報登録URLのご案内 という件名でメールが届きます。
リンクを開いて、手続きを再開しましょう。
私はPCからオンライン申請をしているのに、スマホのアドレスで登録してしまいました。
メール受信後にスマホでURLを開いたら、メールアドレス登録時と同じブラウザを使用することを求める警告文が。
用途によってメールアドレスやブラウザを使い分けているのが仇になってしまったようです。
PCから申請をするならPCのアドレスを、スマホから申請するならスマホのアドレスを登録しましょう。
次は顔写真登録です。
プリントした写真だと、縦4.5cm×横3.5cmの大きさと決まっていますが、オンライン申請の場合は大きさ以外の要件もあります。
- 6ヶ月以内に撮影
- 明るく鮮明な写真
- ファイル形式:jpeg指定
- カラーモード:RGB(CMYK不可)
- ファイルサイズ:20KB~7MB
- ピクセルサイズ:幅480~6000ピクセル、高さ480~6000ピクセル
WEB表示用のカラー設定がRGB(光の三原色:赤・緑・青)、印刷用のカラー設定がCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)です。
マイナンバーカードの場合、写真のカラーモードはRGB限定となっているので注意。
写真のアップロードが終わったら、生年月日を入力&チェックボックスにチェックを入れて確認ボタンを押すと、最終確認画面が出ます。
内容に誤りがなければ登録ボタンを押して完了!
まとめ
オンライン申請用のHPには、申請してから発行完了を知らせる交付通知書が発送されるまで概ね1か月かかると書かれていますが、マイナンバー総合フリーダイヤルに聞いたところ「年末年始はお休みをはさむため、手続きにさらに時間を要する」とのこと。
マイナンバーカードは申請手続きをすれば誰でも作れます。メリットの多いマイナンバーカードは申請手続きも簡単です。
自営業・フリーランスは年が明けると、確定申告に向けて1年間のまとめをしなければならないためバタバタします。会計処理に追われて余裕がなくなる前に、年内にマイナンバーカードの申請を済ませてしまいましょう。
申請に必要なものが準備できていれば、10分もあれば終わりますよ。
さて、私はこの申請手続き自体はスムーズに終えたのですが、見落とした点があったため、なんと発行手続き自体受け付けられておらず申請やり直しになってしまいました。
長くなりましたので、それはまた次の記事で。