こんにちは、ポツンママです。
先日、マイナンバーカードの申請手続きの仕方について書きました。
オンライン申請は11月初旬に行ったのですが、1ヶ月くらいで発行できると聞いていたにも関わらずなかなか発行されないので役所に問い合わせたら、何と申請の受理すらされていないとのこと。
今日はマイナンバーカード申請不受理の経緯と、引越した人のマイナンバーカード手続きについて書いてみます。
この記事の目次
引越し~マイナンバーカード申請不受理までの経緯
私は通知カードを受け取った後、引越しをしています。申請不受理までの経緯は以下のとおり。
- 2015年10月通知カード受け取り
- その後引越し
- 住民票の移動手続き
- 通知カードの住所変更手続き
- 2017年11月マイナンバーカードの申請手続き
- 2017年12月カードの発行状況確認
- オンライン申請の不受理が発覚
引越したら転入出等の届を役所に出しますが、住民票を移動させても、役所はマイナンバーに関する情報を自動で書き換えてはくれません。
マイナンバー関連の書類は自分で変更手続きをする必要があります。
私は、転居後金融機関にマイナンバーが載っているカードのコピー提出を求められたことがあり、「住所変更手続き済の通知カードかマイナンバーカードの写しをください」と言われていたので、通知カードの記載事項変更手続きはしてありました。
マイナンバーカードは、郵送申請でもオンライン申請でも地方公共団体情報システム機構という団体が受付窓口になっています。申請後、無事発行できたら申請者が居住している自治体の役所にカードが移送されます。
役所にマイナンバーカードが届いたら交付通知書(はがき)が申請者の自宅に郵送されるので、それを持って役所に受け取りにいきます。
私の場合、オンライン申請後、目安発行期間の1ヶ月を経過しても一向に連絡が来ませんでした。
進捗確認のために役所に電話を掛けてみたところ、「こちらにカードは届いていません、調べてみたらカードの申請も受理されていないようです、一度マイナンバー総合フリーダイヤルに連絡して確認してみたほうがいいですよ」とすすめられました。
オンライン申請を終えたとき「【個人番号カード】申請受付完了のお知らせ」というメールが届いていたので、申請自体はできているはずですが、受理されていないとはどういうことなのでしょうか。
疑問を解決すべくフリーダイヤルに掛けてみることにしました。
申請受付完了のメールが来ていても受理されていなかったのはなぜ?
フリーダイヤルに問い合わせたところ、やはり私のマイナンバーカードの発行手続きは進められていませんでした。
理由を聞くと、「無効な申請書IDで申請されていたので、受理されなかった」とのこと。
申請書IDとは、個人番号カード交付申請書に記載されている23桁の番号です。
なぜ申請書IDが無効になってしまったのでしょうか。
盲点!申請書IDは氏名・住所変更で変わる
申請書IDは、そのIDが発行された時点の住所・氏名・生年月日・性別等と紐づいているため、交付申請書の記載事項に変更がある(氏名・住所等が変わる)と使用できなくなります。
つまり、引越し後にマイナンバーカードを申請する場合は最新の情報に紐づいた申請書IDを発行してもらい、そのIDで手続きする必要があるということなんですね。
私はマイナンバー自体については多少学習していたのですが、カードの発行については不勉強だったため、このことを知りませんでした。
通知カードの住所変更をしたとき、役所の方は「マイナンバーカードを作るなら郵送でできますよ」と親切に書類をくださったのですが、転居をすると申請書IDが変わることについての説明はなく、国や自治体が行っている諸手続きは自分で調べたり聞いたりしないと情報を得られないんだなぁと痛感しました。
新しい申請書IDを取得するには住所書き換え済みの身分証明書を持参
新しい申請書IDを取得するには、手書き用の個人番号カード交付申請書を書きます(クリックすると別窓でリンクが開きます)。
これは本来郵送申請のときに使用する書式で、上記のリンクからダウンロードもできますし、役所で「引っ越したので申請書IDを再発行したい」と伝えれば、印刷されたものを渡してくれます。
この手書き用交付申請書を役所に提出することで申請書IDを再発行してもらうことができます。
再発行してもらうときは、住所書き換え済みの身分証明書(運転免許証等)を持って行きましょう。
役所窓口が混んでいなければ10分も掛からずに手続きが完了するはず(申請書IDの再発行手数料は無料)。
マイナンバー自体は引っ越しても変わらない
いっぽう、マイナンバーは一度交付されると、その後生涯を終えるまで番号が変わることはありません。
一度付与された12桁の個人番号をずっと使い続けることになります。
イメージとしては年金手帳の番号(基礎年金番号)でしょうか。
年金保険は、番号1つでその人の年金に関わる情報を管理しますが、マイナンバーも、同じ番号は2つと存在しないという仕組みにすることで個人の特定ができるようになっています。
「申請不備があったらメールします」実際は何も連絡がこない
オンライン申請をすると、下の画像の通り『不備があれば一週間程度で連絡します』と自動返信メールが来ますが、実際は今回のように無効な申請IDでマイナンバーカードを申請しても何も連絡が来ませんでした。
今回は発行の遅さに気付き、役所⇒『マイナンバー総合フリーダイヤル』に問い合わせたことで申請不受理が発覚しましたが、自分で動かなかったらきっと何も連絡が来ないままだったと思います。
もし、オンライン申請をして目安発行期間が過ぎても交付通知書が郵送されてこない場合は、フリーダイヤルに問い合わせてみることをおすすめします。
マイナンバー総合フリーダイヤル
0120-95-0178
引越した人がマイナンバーカードを作る前にするべきこと3つ
以上の失敗談をふまえて、引越した人がオンラインでマイナンバーカードを申請する前にするべきことをまとめてみました。
- 住民票を移す
- 通知カードの住所変更をする
- 新しい申請書IDを取得する
住民票の移動は必須
まずは住民票を移しましょう。
マイナンバーカードは公的な身分証明書にもなります。カードに正しい住所を載せるためにも、役所に届け出ることが必要です。
違う自治体から引っ越してきた場合は、引越し前の住所地の役所で転出手続き⇒新しい住所地で転入手続きの順で行います(転出手続きが済んでいないと転入手続きができないため)。
通知カードの住所変更と申請書IDの取得
前回の記事でも書きましたが、マイナンバーカードをオンライン申請するとき通知カードに書かれた個人番号を登録する作業はありません。
しかし、新しく仕事を始めたり、金融機関で口座開設することになった場合、通知カードのコピー提出を求められることがありますので、通知カードの変更手続きをしておくと、いざ必要になったときにバタバタしないで済みますよ。
申請書IDはマイナンバーカード申請の必須項目です。オンライン申請をするなら、引越し先の住所地に紐づいた申請書IDを取得しましょう。
住民票の移動・通知カードの変更手続き・新しい申請書IDの取得は役所に行くときにまとめて行うと楽です。
まとめ
- 住民票を移動させても、役所はマイナンバーに関する情報を自動で書き換えてくれない
- 通知カードやマイナンバーカードの記載事項に変更があった場合は、役所に届け出る必要がある
- 引越したら、個人番号カード交付申請書記載の申請書IDは無効になる
- マイナンバーカードを申請するときには、正しい情報に紐づいた申請書IDが必要
- 引越した人がマイナンバーカードを作る前にするべきこと『住民票の移動・通知カードの住所変更手続き・新しい申請書IDの取得』
申請不受理により、思いがけずマイナンバーカードの発行に時間が掛かってしまいました。
これからマイナンバーカードを作る予定のある人は、2015年10月以降に引っ越したか・カードを作る前にするべきことは済んでいるかを確認して、準備をした上で申請してくださいね。
私の失敗が誰かのお役に立てば幸いです。
マイナンバーカードの作り方についてはこちら。