こんにちは、ポツンママです。
ポツンの話が続いたので、少し話題を変えて子供の発達について。
我が家には発達障害グレーの小学生男児と、この秋から療育に通うことになった幼児の女児がいます。
息子は年中から療育を、小1から情緒障害の通級指導を受けています。
今日は息子に感じた「何か違う?」予感について、振り返りながら書いてみようと思います。
手の掛からない乳児期
息子は乳児の頃、手の掛からない子供でした。
おなかが空けば泣き、授乳したら満足してそのまま寝る。
寝かしつけも不要で、まとめて寝ることを覚えてからは21時から朝の7時くらいまでぐっすり眠っていました。
離乳食を始めてからも、何でもよく食べ好き嫌いしない。
起きているときは抱っこ魔だったけど、背中スイッチも付いていないので布団に置いたらそのまま眠る。
首の据わり、お座り、ハイハイなどは母子手帳に載っている指標のとおり。
歩き始めは少し遅かったけど、その分「歩くようになったら追いかけるのが大変」というのを私は経験していません。
外出のときはいつも手を繋いでいられ、スーパーでは大人しくカートの座席に座っていました。
いわゆる「育てやすい子」だったと思います。
ある日、子供のことでの調べものをしていたときに「発達障害」というものを知りました。
そこでは先輩のお母さま方が「指さししない」「積み木が積めない」「クレーン現象がある」「ミニカーを一列に並べる」など、発達障害を持った我が子の様子について書いていました。
当時の息子はそこに書かれたことに該当するような行動などは見られなかったのですが、何か引っかかるものがありました。
これが最初に覚えた違和感です。
その後発達障害について調べていくうちに、「かなり高い確率で夫はそれだろう」というくらい多くの特徴が当てはまっていることに気付きました。
そして、親が発達障害だと子供もそうなる可能性が高いということを知り、頭の隅に入れておくことにしました。
引っ込み思案な幼児期、次第に特徴のようなものが現れる
息子は早くから保育園に通っていましたがとにかく人見知りで、どこに行っても私や夫にくっついていました。
「保育園に通わせると社会性が身につく」と言われることもありますが、あまり関係ないと思います。個人差によるものが大きい。
2~3歳頃は、
- なかなかお友達の中に入っていけない
- ブロック→おままごと→お絵かきと移り変わっていくお友達の遊び方についていくことが難しい
- 一人遊びが多い
など、お友達とコミュニケーションを取りながら遊ぶことが苦手な様子だったので、先生にお友達の輪の中に入っていけるようサポートをお願いしました。
年少くらいになると、男の子らしく戦隊ものに目覚めて戦いごっこをするようになり、そのあたりでようやくお友達と遊べるように。
それでもやっぱり、「他の子はできているのに自分の子ができていない」ことが多かったと思います。
園のお友達と同時期に始めた水泳も、プールサイドにも行けず更衣室でもじもじして終わり、なんて日も数えきれないくらいありました。
その間にお友達はどんどん進級していきます。
親としては自分の子はいつまでも足踏みしたままで、お友達は華麗に駆け上がっていく姿をみると、かなり焦りました。
プールサイドにすら行けないなんて、とイライラすることも多かったです。
今なら、
- 顔に水がかかることも嫌なのに
- 知らない子がたくさんいる中で
- 親と離れて一人でプールに向かわなければならない
と不満や不安な要素がいっぱいだったんだなとわかりますが、子供に対する違和感が確信に変わらないうちは、ぶつけようのないもやもや感にだいぶ疲弊しました。
こだわりと集中力のアンバランス・注意力の欠如
息子の場合、小さい頃は手が掛からなかった反動か、年齢が上がるにつれてどんどん発達障害っぽい特徴を現してきました。
- おもちゃや置物を整列させる
- 自分なりのやり方を見つけると、それを繰り返し用いる
- 好きな遊びは長時間集中してやっている
- やりたくないことはいつまでも進まない、または投げ出す
- 着替え・食事の途中で脱線し、注意するまで気付かない
- 思い通りにならないと泣く・怒る・ゴネる
- 気持ちの切り替えが下手でいつまでもグズる
- 思い込みが激しく、情報の上書きが苦手 など
1つ1つの項目だけ見ると、よくあるように思えるかもしれませんが、これら全部となると「うわぁ…」ってなりますよね(他にも感覚過敏やパニックもありますがここでは割愛)。
上記の特徴が出てきたあたりで、発達センターへ相談をしました。
こだわりについての違和感
長男の場合、こだわりは比較的軽いほうですが、物を置く位置やしまう場所、遊ぶお友達が固定しがちという点が顕著に表れています。
物の位置や場所は、こだわりがあっても特に生活に支障はない上、『しまう場所にこだわる』特性を生かしておもちゃの種類ごとに片付ける場所を指定したら、「これは毎回ここにしまうもの」というルールが身についたようで出しっぱなしがなくなりました。
これは、こだわりを生かせばメリットになるという好例になっています。
お友達の固定化については、「仲良しの友達といつも一緒に遊びたい」という気持ちがあるようで、何をするにもその子とやりたいという願望を持っています。
でも、相手のお友達だっていつもいつも息子と遊びたいわけではありませんし、お友達の自由を奪ってしまうことになってはいけないですよね。
「こだわりの裏には安心感がある」と言いますし、人の迷惑にならないこだわりならそこまで気にすることはありませんが、私は自分の安心感のために人を振り回すのは違うと思っています。
ここは個人差があると感じている点です。
以前、同じようなことが起きているママと話したときは、「面倒見のいい子にいつも一緒にいてもらうようお願いしている」と相手のお子さんに感謝をしていました。
自分の子のこだわりをどう受け止めるか、どう対応するのかは人それぞれなので、何が正しいというのはありません。
ただ、相手の子が「お世話係」という役割にならないよう、気を付けなければと思っています。
まとめ
「うちの子、うまく言い表せないけどなんか違う気がする」
この直感は、子供にとって何がいいかたくさん考えて、一生懸命育ててきたからこそ抱くものです。
ここまで読んでくださった方は、きっと子供の発達に不安をお持ちのママだと思いますが、その違和感をどうか見過ごさないでほしいです。
ママが感じるその違和感は、子供自身が言葉にすることができずに抱えている困り感や不快感・不安の表れである可能性があります。
気付かないフリをしてしまうと、それを見つけてあげることはできません。
違和感を覚えることが多くなったら、子供のありのままの姿を受け入れて、発達センター等に相談をしてみてください。
ママが一歩踏み出すことが、子供の伸びしろを増やすことに繋がるはずですから。
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